2019年01月18日

ギモーヴとは。

前回ブログを担当した際「信玄軍配 シャインマスカット」にふれたあと、

ギモーヴというものが気になったので改めて少し調べていると、

・フランス語である

・マシュマロと違い、卵白(メレンゲ)を使わずに作る

・シロップではなくフルーツ(フルーツピューレ)を使う

・お菓子を表す言葉ではない

などのことが分かりました。

この中でも特に驚いたのが「マシュマロもギモーヴも、もとはお菓子を表す言葉ではない」ということです。

どちらも同じ“植物”を指すもので、日本では“ウスベニタチアオイ(別名ビロードアオイ)”と呼ばれ、

英語で“マーシュマロー”、フランス語で“ギモーヴ”とのこと。雰囲気がどことなくオクラに似ている

と思ったら、双方ともアオイ科という同じグループに属する植物でした。

もともと喉の薬として使われていたこの植物の、根のデンプンを使って作られていたことが名前の由来で、

日本では1892年の発売当初「真珠麿(マシュマロ)」という漢字が当てられたそうです。

「真珠」という漢字の選択が素敵ですよね。

 

マシュマロの凝縮された甘さがあまり得意ではなかったので数年前にギモーヴが話題になったとき、

フランスのマシュマロだと聞いて「見た目の可愛い高価なお菓子」程度にしか思っていませんでしたが、

今回調べているうちにどんどん興味がわいてきました。ギモーヴはゼラチンとフルーツジュースやジャム

などを使って比較的簡単に作れるようなので、今度のお休みは自作の林檎ジャムを使ってギモーヴ作りに

挑戦してみようと思います。

kamei