2018年10月26日

海なし県の海の幸

朝晩が冷える日々が続き、季節はすっかり秋。
ぶどう狩りが落ち着いたら、次は紅葉が待っています。
昇仙峡や河口湖のもみじ回廊の紅葉を楽しみに山梨に訪れる方が多くなるこの季節。
本日の権六も団体のお客様で大賑わいです。

権六に入ると目の前に現れるのが、この鮑の煮貝。


海なし県の山梨ではありますが、鮑の煮貝は正真正銘、山梨の特産品なんです。
馬で荷物を運んでいた時代、海のない山梨へは生のまま鮑を運ぶことは出来ません。
どうしていたかというと、駿河湾でとれたものを煮込んでから醤油樽に漬け込み、馬の背に積んで甲州まで運んでいたんです。
馬の体温と揺れで丁度よく味が染みて、甲州に着く頃には味わい深いものになっていたことから、甲州名物になったそうです。

鮑が収穫できる訳ではないのに、特産品というのは珍しいことのようで、お土産コーナーの一角に立ったお客様は「なんで鮑が置いてあるんだろう」と、中には推理される方もいらっしゃいます。
冷蔵庫に入れなくていいの?なんて真剣に心配してくれる方もいらっしゃいました。
権六で販売している鮑の煮貝は、常温保存出来て賞味期限も長期間設けられているので、お土産にも最適ですよ。

この鮑が食べられるのが、権六での食事と桔梗屋のお菓子の詰め放題とセットになっているプレミアムランチコース。
9月30日のブログでも紹介しましたが、ここで出される鮑は職人さんが一枚一枚丁寧に切っています。
切っているところを見てみたいというお客様の声もあるんですよ。

 

バスツアーの情報は桔梗屋のホームページにも載せられているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。

 

 

ozawa