2018年03月11日

どんな姿でも

権六が座敷席からイス・テーブル席へリニューアルしてから、早いもので1ヶ月が経とうとしています。

常連のお客様が「あら、変わったのね」「すごくキレイになった」と驚かれていました。

そしておそらく、一番喜ばれているのが、旅行会社の添乗員さんやガイドさん。

団体でいらっしゃるお客様の中には、足の悪い方、お年を召して正座が出来ない方も多くいらっしゃいます。
当日、「今日は杖をついている方が2人いらっしゃるんですけど」「手術をして足を曲げられない方がいらっしゃるんですが」とご相談の電話が来ていたことをよく覚えています。

16席しかないイス席を取り合いにならないよう、毎朝添乗員さんに足の悪い方がいないか確認して、お客様同士でのトラブルがないよう何とかやってきていたという感じでした。
よくいらっしゃる添乗員さんは店内の様子もよく覚えていらっしゃって、申し訳なさそうに「今日は6つイス席を用意してほしいんだけど大丈夫か」と相談されていました。
特にツアーは皆さん同じ金額を支払って参加しているものなので、席で差別化してしまうのは添乗員さんにとってとても心配事だったのだと思います。

「全席、イス・テーブル席になったんですよ」と案内するとほっとしたような声が聞こえてきて、電話口からでも嬉しそうな顔を浮かべているのが分かって、こちらも思わず嬉しくなってしまいました。

 

座敷席での問題があったように、これからイス席ならではの問題も出てくるかもしれません。

お客様の意見を真摯に受け止め、気持ち良くお食事ができるよう改善に努めていきたいと思います。

 

 

ozawa