2014年03月23日

ぼたもち

通勤途中に大きな桜の木があるのですが、日中の暖かな陽気に誘われて花の芽が大分膨らんできていますね。

春の行楽シーズンを迎え、この週末は3連休でお出掛けされた方も多いのではないでしょうか。

今日で週末も終わり、明日の月曜日には彼岸の明けになります。

春のお彼岸と言えば、ぼたもちですよね。

私の住む家は山間の、少し前まで村と呼ばれていたような場所にあります。

狭いながらも畑が広がり、昔ながらの風習も多く残る土地柄です。

そんな場所に昔から住む母に言わせると、ぼたもちは自分の家で作るものだそうなのです。

なので私も昨年までは毎年、母の作るぼたもちと自分が会社で作ったぼたもちの両方を食べていました。

それが今年はその母も高齢になり、面倒になったのか、ぼたもちを作らないと言い出したのです。

私自身、少し寂しくもありましたが、お彼岸には桔梗屋で買ってきたぼたもちを母と一緒に食べました。

桔梗屋のぼたもちは母も毎年食べているのですが、

「さすがプロの職人さんが作るぼたもちはおいしいねぇ。」

と喜んで、とても幸せそうな笑顔を見せてくれます。

母の笑顔が見れた事は、まさに棚からぼたもちだな、そんな風に思う事が出来た春の一日でした。

製造   小林