ぶどう大好き
秋の旬
洋と和
秋の定番
秋も深まり、少し肌寒く感じる10月中旬、毎年私の家では稲刈り、稲こき(稲の脱穀)で大変忙しくなします。
主に両親だけで米を作っていますが、私も仕事が休みの日になるとこの時期だけは米作りを手伝っています。
先日も稲こきをしました。
稲こきの合間の休憩中には私が製造に携わっている『栗まんじゅう』を食べる事が長田家の定番となっています。
「これを食べると秋って感じだな。」と父親が一言。
「そうだね。」と愛想なく返事をした私ですが、自分が携わる商品で一番身近な人が喜んでくれている事を非常に嬉しく思いました。
毎年変わらずに良い商品を作ることはなかなか簡単な事ではありませんが、これからもより多くの人により多くの『定番』を生み出していける様に励んでいこうと思います。
製造部 長田
郷愁に浸る
実りの秋、食欲の秋・・・よい季節になりました。
桃が終わって、葡萄、そろそろ柿も出始めますね。
実家に遊びにいくと、親戚からのお裾分けだよと祖父が柿を出してくれました。
”初ものを食べると七十五日生きのびる”なんて話をしながら、おいしい旬をいただきました。
私が子供のころ、実家の庭に柿の木がありました。
現在は残念ながら、道路の拡張工事で切られてしまったのですが...
甲州百目という品種で、とても大きい柿です。
祖父と車庫の屋根に上って、自分の顔くらい大きい柿をキャーキャー言いながら
収穫したことを覚えています。
百目は渋柿ですが、柿のおしりの所を削ってゴマが入っていれば生で食べていました。
ゴマが入っていないものは、ブランデーに漬けて渋を抜いたり、皮をむいて干柿にしたり。
柿がとれると、たくさん皮むきをしました。
祖父と庭を眺めながら、干柿にしても手のひらくらい大きかったね、と。
やっぱり家の柿が一番おいしかったね、と。
どこか淋しくも懐かしい、暖かい秋空に救われるようです。
chie