2025年04月17日
子どもに伝えたい、甲州ソウルフード
先週末に開催した桔梗屋工場祭り。
たくさんのお客様に来ていただき、大盛況でした。
当日、私は総合案内所のブースでプレミアム商品券を販売していたのですが、
周りの屋台から美味しそうな匂いがしてきて、
お昼になる前からお腹がグーグー鳴っていました。
お昼休憩に入り、数ある屋台の中から私が選んだのは、
新メニューの「あさりラーメン」。
「海がない山梨で、何故あさりを使ったメニューを売っているの」
と、不思議に思う方もいるかもしれませんが、
実は甲府市はあさりの消費量が全国1位なのだそうです。
あさりの風味がふわっと口の中に広がる、新感覚のラーメンでした。
私は魚介類が大好きなので、あっという間に完食。
食べ終わった後のあさりの殻を見て、ふと、母があさりの味噌汁、あさりの酒蒸し、あさりのパスタなどなど、あさりを使った料理をいつも作ってくれていたこと。
祖父母もあさりが好きで、潮干狩りに行くとよくお土産に持ってきてくれたこと。
砂抜きの最中、時々動くあさりを興味津々でずっと眺めていた、小さい頃の自分のことなどを思い出しました。
何気ない過去の風景ですが、ソウルフードというものは、
そうやって知らず知らずのうちに心に刻まれ、
代々受け継がれていくものなのだなと実感しました。
祖父母から母へ、母から私へと受け継がれたふるさとの味。
次は私が子どもたちに受け継いでいく番ですね。
経理計算課
小野田