2013年10月16日

職人の技

気候もすっかり涼しくなって、秋の観光シーズン。
桔梗屋には連日多くのお客様がご来店されています。

私が普段、作業している信玄桃の製造部屋も見学通路から見えるのですが、
作業中に視線を感じて顔をあげると見学通路に多くのお客様がいらっしゃいます。

私は部屋の真ん中にある大きなテーブルの上で、主に信玄桃の生地を仕込んでいるのですが、
簡単に仕込んでいるように見えて、実はこの生地を練るのが難しいんです。

機械で練った生地の硬さを均等にするために、最後に人の手で練るのですが、
この生地は約20キロもあり、釜から出した直後だと柔らかくて手にくっつきやすく、
私も初めの内は苦戦を強いられました。

生地に触れる時の手首の角度や、生地に触れている時間など、コツを指導してもらい
今では生地を上手に練ることが出来るようになりました。

桔梗屋で製造している製品には他にも職人の技が必要な物がたくさんあります。

工場見学の際には、ぜひそんな職人の技などにも注目して見ていただけたら、
工場見学がより一層、楽しくなると思います。

これからも安全作業に従事して、お客様に安心できる製品を届けて行けるように
頑張りたいと思います。

 製造部 河西