2016年12月12日
油ぬり
私が仕事をしている餅練りの部屋では、餅を作る人
の他にもう一人一緒に仕事をしている人がいます。
この仕事は、油ぬりと言い完成した餅を番重に移し
た時に餅が番重にはりつかない様に油をぬる仕事
です。
この仕事は、一見簡単そうに見えますが、実は大変
な仕事なのです。
毎日、450枚の番重に油をぬり、餅を練る回数が多
い日には、550枚以上の番重に油をぬる日もあります。
また番重の全体に油をぬる際は、隙間なくぬらないと
餅を番重に移した時に、ぬり残した所に餅が番重に
はりついてしまい、餅切機に餅を入れる時に上手く剥が
れなくなってしまいます。なので一枚一枚丁寧にぬって
います。
餅練作業において油ぬりの仕事は、縁の下の力持ちの
存在となっています。
製造部 星野