2013年10月12日
郷愁に浸る
実りの秋、食欲の秋・・・よい季節になりました。
桃が終わって、葡萄、そろそろ柿も出始めますね。
実家に遊びにいくと、親戚からのお裾分けだよと祖父が柿を出してくれました。
”初ものを食べると七十五日生きのびる”なんて話をしながら、おいしい旬をいただきました。
私が子供のころ、実家の庭に柿の木がありました。
現在は残念ながら、道路の拡張工事で切られてしまったのですが...
甲州百目という品種で、とても大きい柿です。
祖父と車庫の屋根に上って、自分の顔くらい大きい柿をキャーキャー言いながら
収穫したことを覚えています。
百目は渋柿ですが、柿のおしりの所を削ってゴマが入っていれば生で食べていました。
ゴマが入っていないものは、ブランデーに漬けて渋を抜いたり、皮をむいて干柿にしたり。
柿がとれると、たくさん皮むきをしました。
祖父と庭を眺めながら、干柿にしても手のひらくらい大きかったね、と。
やっぱり家の柿が一番おいしかったね、と。
どこか淋しくも懐かしい、暖かい秋空に救われるようです。
chie